産休を経て復職 『仕事』と『家庭』の両立で目指すものとは?
Question 01──前職の仕事内容を教えてください。
前職は、リサーチ会社で働いていました。
主に企業が開発した新商品やサービスに関する市場調査を行い、広告効果の分析結果をレポートにまとめて報告する仕事です。
例えば「新しく開発したビールのラベルについて、消費者の反応が知りたい」といった依頼があったとすると…。
消費者を集めてグループインタビューを実施したり、ウェブでアンケート調査をしたり、そのための準備や結果報告書の作成など、業務の内容はさまざまでした。
Question 02──転職を考えたきっかけは?
妊娠・出産を経て、子育てしながら仕事をすることになり、自分の働き方や仕事への向き合い方を改めて考え直しました。
長時間保育園に預けて仕事を続けるのであれば、ポジティブな気持ちで働く、楽しそうな母親の姿を子供にみせたいと思ったんです。
前職は毎年、所属する部署が変わり、その中でスピードと正確さを求められました。
新しい部署の業務を覚えたら、また次の部署で別の業務を覚えるというサイクルに、疲弊していたんだと思います。
自分なりに必死で働いていたけれど、全然自信が持てなくて…。
性格と体力的にも、業務に向いていなかったのでしょうね。
子育てをしながら働いていると、時間があっという間に過ぎてしまうからこそ、「このままではいけない」と感じていました。
30代になったこともあり、新しいことに挑戦するなら、今しかないと…。
「子どもの成長に合わせて、どこにいても柔軟に働けるようになりたい」という望みを実現するために、自分に合うスキルを身につけたいと考えていました。
Question 03──どうしてライター職に?
思い切って、「好きなことを仕事にしよう」と考えた時に、頭に浮かんだのがライターでした。
個人でできる範囲ですが、昔から文章を書いていたというのは大きかったかもしれません。
あとは、『手に職』といえるようなスキルが身につくことや、柔軟に働きやすいことも、私にとっては魅力的でした。
しかし未経験だったので、ライターの講座に行ってみたり、ライティングに関する本や記事を読んだりなど、入社前にできることはしていました。
Question 04──グレイプを選んだ決め手は?
初めてライターとして働くため、いろんなジャンルの記事を書いてみたいと考えていました。
子育て系、アウトドア系、投資系など、ジャンルが絞られたメディアが多くある中で、目に留まったのがグレイプです。
もともと、『grape』の一読者でもあったのですが…。
動物のかわいい話、ためになるライフハックの話、くすっと笑える話など、たくさんの話題を『grape』は記事にしていたんですね。
ここなら、私が望んでいるライターという仕事ができると思いました。
Question 05──入社した感想は?
文章を書くのは好きでしたが、情報を『記事』という形に落とし込むのは難しかったです。冒頭部分で何を伝えればいいのか、文末はどんな締めにするといいのか…など。
時間がかかって辛かった時期もありましたが、慣れてきてからは起承転結を考えること自体が楽しくなりましたね!
また、相談したらアドバイスをもらえるなど、周りの人のサポートもあったので、ひとりぼっちで仕事をしているような感覚はありませんでした。
ライターとして、1人で淡々と仕事をする場合もありますが、チーム内での連携もあり、バランスはいいんじゃないでしょうか。